全般不安症(全般性不安障害、心配性)
こんな方はご相談ください
家族が事故にあったらと心配で夜も眠れない
あることが不安になると、不安が次々と連鎖して仕事が手につかない
家族、自身、仕事など様々な領域で心配ごとが絶えず疲れ果ててしまう
自分の健康状態が気になって仕方がない
全般不安症とは
全般不安症は、家族、仕事、健康など様々な領域で「心配」が続き、そのせいで眠れなかったり、集中力がなくなったり、疲れやすくなったりする精神障害です。「心配すること」自体に、その人の生活が絡め取られてしまっている状態です。
上記の症状に当てはまると感じ、日々の生活にお困りの方は、当クリニックにご相談ください。
全般不安症の治療について
まずは、例えばどんなことで心配を重ねておられるのか、お聞かせください。心配ごとのテーマ、心配の仕方によっては、他の不安障害(パニック障害、社交不安障害など)や、強迫性障害などの可能性が有ります。うつ病などの一症状の場合もあるでしょう。その場合は、その精神障害、疾患に応じた治療を提案いたします。
全般不安症の薬物治療としては、ある種の抗うつ薬が有効であることが分かっています。並行して、「心配(すること)」の結果どのようなことが起きているのか、また、「不安(という感情)」とどのように付き合っていけばいいのか、そもそも「心配」「不安」とは何なのか、といったことについて話し合っていきます。
全般不安症と認知行動療法について
全般不安症は(ここまでの私の文章を読んでそう感じられたとも思いますが)捉えどころがなく、専門家の間においても、その定義が未だに揺れている精神障害です。ここでは、「様々な領域にわたり過度な心配が長期間続き、日常生活に支障をきたしている状態」をイメージしてみてください。
このような困りごとをもつ方々と共に認知行動療法に取り組んでいく場合、当クリニックでは様々な手法を用意していますが、その方向性は共通しています。「不安を感じない体質になる」ではなく、「不安を抱きつつ生活できる」ようになることを目指すということです。